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口呼吸でむし歯に⁉️

こんにちは。はるにれ歯科クリニック、院長の奥です。

今回は、口呼吸のデメリットについてお話ししたいと思います。

人間は本来鼻で呼吸するようにできています。鼻で呼吸することによって、鼻毛や鼻の中で加湿されることによってウィルスや花粉など人体に有害なものを除去してくれます。

ところが、現代の日本では長時間のマスク生活や、スマホを見ることによって頭が前傾し気道が狭くなどから口呼吸が増えていると言われています。

口呼吸をしていると様々なデメリットがあります。

①感染症にかかりやすくなる

鼻呼吸では鼻毛や鼻腔内の湿度により空気中の雑菌やウイルスを除去する効果があります。

口呼吸では雑菌やウィルスがそのまま体内に入るため、風邪などの感染症にかかりやすくなります。

②虫歯や歯周病のリスクが増える

口呼吸では口の中が乾燥して唾液の分泌量が少なくなります。

すると自浄効果・殺菌効果が低下し虫歯や歯周病になりやすくなるのです。

歯の表面も乾燥するので、汚れが着きやすく落ちにくくなります。

③歯並びが悪くなる

特に成長期のお子様が口呼吸をしていると、口の周りの筋肉による圧がないので歯が外向きに開いてしまい、いわゆる出っ歯になってしまいます。

それによって歯並びが悪くなったり噛み合わせが悪くなったりします。

④睡眠時無呼吸症候群のリスク

口呼吸だと舌の位置が後方に下がります。すると睡眠時に力が抜けたときに気道を塞ぐため睡眠時無呼吸症候群になりやすいと言われています。

⑤ほうれい線や口元のたるみの原因に

口呼吸で常に口を開けていると、口を閉じるために必要な口輪筋が衰えてきます。

それによって口周りがたるみ、ほうれい線が目立つようになってしまいます。

このように、口呼吸をすることによって思わぬところにも影響が出てきます。

まずは口呼吸になっていないかご自身で意識して、鼻呼吸を心掛けましょう。

気になることがあればお気軽にご相談ください。