小児歯科

お子様をむし歯から
守るために

生え変わるから大丈夫と
思っていませんか?

乳歯は生後6ヶ月頃から生え始め、永久歯は6歳~12、3歳頃までには生え変わります。そのため、乳児・幼児の時期に1本や2本のむし歯があったとしても、大丈夫!!

・・・と、誤解されている方もいらっしゃいます。しかし、放置すると永久歯もむし歯になりやすく、さらに子供の成長を阻害する要因となるため注意が必要です。

子供の歯(乳歯)の
大事な役割

永久歯と同じように、第1の役割は「食べものを噛む」ことです。しかし、乳歯にはそれ以外に「脳の発達」「正しい発音」「あごの発育」「永久歯の誘導」という大きく4つの役割があるのです。

  • 脳の発達

    よく噛む癖をつけることで、成長・発達に必要な栄養が効率よく吸収され、脳の発達に役立ちます。

  • 正しい発音

    急速にいろいろな言葉を覚えていく時期といえます。正しくキレイな発音を身につけることを助けます。

  • あごの発育

    噛むことは、あごの発達を助けるので、大人になってからの歯並びや、顔の形にも大きく影響してきます。

  • 永久歯の誘導

    乳歯は永久歯の案内役です。乳歯を早く抜いてしまうと、目印がなくなり、歯並びを悪くする原因になることがあります。

小児歯科を受診する
タイミング

乳歯が生えそろったとき

乳歯が生えそろう時期にも個人差がありますが、平均的には3歳半くらいです。
この時期は「いずれ永久歯に生え変わるから」と油断されるかもしれませんが、むし歯によって自然な生え変わりより先に乳歯を失うと永久歯の歯並びが乱れやすいので、ぜひこの時期から受診を始めることをおすすめします。

乳歯から永久歯へ
生えかわるとき

個人差はありますが、永久歯は6歳くらいから生え始めて、12歳くらいまでに生えそろいます。そのため、この時期を混合歯列期と呼びます。
お子さまの歯は歯質が弱いですし、溝が深い歯もあってむし歯リスクが高い状態にあります。
そのため、定期的に受診して検査を受けたり、フッ素塗布やシーラントなどの予防処置を利用したりして、当院と一緒にお子さまの歯を守っていきましょう。

歯にトラブルが起こったとき

お子さまの歯はむし歯になりやすいですし、転んでケガをすることもあるでしょう。また「永久歯への生え変わりが遅いのではないか?」という疑問がわくこともあるかもしれません。
何かトラブルがあれば、ぜひ早めにご相談ください。

0歳から始めるお口のケア

大事なお子さまの歯を守るために、当院では以下のようなケアをご用意しています。これらを始めるには早すぎるということはなく、0歳のお子さまからスタートしていただけますので、乳歯および永久歯をしっかり保護して将来つらい目に合わないために、できるだけ早くケアを始めましょう。

  • フッ素塗布

    フッ素はむし歯に強い歯質をつくる性質を持っており、乳歯や柔らかい生えたての歯は酸に弱いため、お子さまのむし歯予防に有効な処置です。

    定期的に高濃度のフッ素を直接歯に塗るフッ素塗布をおこなうことで、「むし歯に強い歯」にしていきます。

  • シーラント

    シーラントはむし歯が出来やすい奥歯の溝に、フッ素を配合した樹脂を埋め、溝を浅くすることでむし歯を予防する処置です。

    注射をしたり、歯を削ることがないため、痛みはありませんが、生活していく中で樹脂が剥がれることもありますので、定期的に検診をしてメンテナンスしていく必要があります。

  • 歯みがき指導

    歯みがきを好きになるように丁寧に指導いたします。

    小さなお子さまの場合は、ご家庭でも歯みがきを行っていただけるよう、ママ・パパと一緒に歯磨き・ブラッシング指導を受け、むし歯を防ぐために効果的なブラッシング法を楽しみながら、丁寧に指導していきます。