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寿命が短い歯はどの歯?

こんにちは。

はるにれ歯科クリニック、衛生士の山中です。

3月に入り、少しずつ春の陽気になってきましたね!

さっそくですが皆さん。

最も寿命が短い歯ってどの歯なんだろうと考えたことはありませんか?

今回は、寿命が短いと言われている歯についてとそれは何故なのかお話ししたいと思います。

まず、平均寿命が短い歯をランキングにすると

①下の1番奥の歯(第二大臼歯) 約50.0年

②上の1番奥の歯(第二大臼歯) 約51.4年

③下の奥から2番目の歯(第一大臼歯) 約53.6年

(親知らずは省いて数えます)

逆に、平均寿命が最も長い歯は、下の糸切り歯(犬歯)で約66.4年と言われています。

続いて、平均寿命が長い2番目3番目も下の前歯です。

奥歯と前歯で、約10年以上も違うのです。

そこで何故奥歯の平均寿命が短いかというと、次のことが考えられます。

・歯の形態の違い

→奥歯は前歯と違い、咬む面に溝があり複雑な形をしています。この溝に汚れが残りやすく、むし歯になりやすい場所です。

違う記事でも紹介しましたが、むし歯は歯を失う要因の一つです。

・奥歯は磨きにくい

→磨き残しは、むし歯や歯周病の要因につながります。

・咬む力が加わる

→奥歯は前歯に比べて、4〜5倍の力が加わります。自分の体重かそれ以上の力です。これだけの負担がかかり、かつむし歯や歯周病が加われば歯も耐えられなくなります。

奥歯を失えば、食事や会話がうまくできなくなりますし、体に力も入れにくくなります。顔貌も変わるでしょう。体の寿命にもつながります。

そのことを踏まえて、奥歯は特に注意して家でのケアを行い、定期的に歯科医院でもケアをしっかりと行いましょう。

何かご不明な点がありましたら、スタッフにお尋ね下さい。