知っておきたい!ホワイトニングの豆知識 番外編
こんにちは。はるにれ歯科クリニックの歯科衛生士、堤です。
まだまだ油断は出来ない状況下ではありますが、新型コロナウイルスが少し落ち着き、学校等の日常生活も以前の様子を徐々に取り戻してきました。
「口腔内を良い状態に保つ=免疫力を維持する=感染を防ぐ」ということから、患者さまのお口のケアに関しての意識の高まりを感じます。
通常のケアに加え、さらに良い状態を保つための「ホワイトニング」に興味を示される方が増加しており、下記のようなご質問・ご相談をよくいただきます。
「そもそも、どうして歯に色が付くの?」
「以前ホワイトニングをしていたが、色戻りが早い気がする。少しでも維持する方法はないの?」
今回はこれらの疑問についてお答えしようと思います。
■歯が着色する要因
歯の着色には、主に3つの要因が考えられます。
①生活習慣による着色
食事や嗜好品により着色していきます。
例 コーヒー、赤ワイン、カレー、タバコ
②加齢による変色
年齢を重ねる事によって、歯の内側にある象牙質という部分の新陳代謝が低下し、徐々に歯の色が濃くなります。
③歯の構造の変化
歯の病気や外傷、薬の副作用(主に抗生物質)で歯の色が変化することがあります。
■ホワイトニング後の効果を維持するために
特にホワイトニング直後は、着色食品は避けた方が良いと言われています。
では、どのような食品を摂取すれば良いのでしょうか。
①白いもの
ホワイトニング後は、なるべく色素の少ない食品を摂るようにします。
例 牛乳、水、ホワイトソース、白身魚、白味噌等
②線維性の食品
線維性の食品は、何度も噛むことで機械的に歯の表面の着色を防ぎます。
例 セロリ、ビーフジャーキー、スルメ等
③タンパク質分解酵素を含む食品
プロテアーゼという酵素の働きにより化学的に歯の表面の着色を防ぎます。
例 パイナップル、生姜、イチジク、キウイ等
以前ブログでもご紹介しましたが、一度ホワイトニングをしたからといって、永久的な白さを得られるわけではありません。
定期的にメインテナンスすることで、むし歯や歯周病の予防をすると共に、白く美しい歯を維持していきましょう。