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こんにちは、はるにれ歯科クリニック院長の奥です。

今回は認知症予防と歯科の関係について新しく発表された興味深い研究についてお伝えしたいと思います。

以前から、理由は明らかになっていませんでしたが、歯周病がある方は無い方に比べて認知症になる確率が2倍になると言われていました。

そして、今回、アルツハイマー型認知症と歯周病の関係を裏付ける研究結果がでたと話題になっています。

これはすなわち毎日のお口のケアや歯医者での定期検診が認知症予防（＝歯周病予防）につながるという裏付けがさらになされたと言えます。

アルツハイマー型認知症は認知症の7割を占め、世界中で研究が進められていますが治療法はまだ見つかっていません。

そのような中、認知症患者さんの脳内から歯周病の原因菌が検出され、

歯周病菌と脳の関係を明らかにすることが認知症の予防につながるのではないかと期待されました。

それをうけて九州大学の武洲准教授らの研究チームから、

「マウスに歯周病の原因菌を3週間連続で投与した結果、マウスの脳内にあるアルツハイマー型認知症を引き起こすたんぱく質『アミロイドβ』が10倍に増え、記憶力が低下した」

という研究結果が公表されました。

歯周病の予防によって認知症の予防することができる根拠がひとつ明らかになったと言えます。

残念ながら、一度ひどく悪化してしまうと歯周病が完治することはありません。

歯周病は認知症と同じく予防が何より大切で、毎日のご自身での正しい歯磨きなどのケアと、定期的な歯科医院の受診による歯石取りやクリーニングが必要です。

「正しいお口のケア」とは、年齢やその時の体調、生活習慣の変化などでその都度変わっていきます。

ご自身に1番合ったケアの方法を知るためにも、定期的な歯科の受診を習慣にしていきましょう。

引用：https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000195437.html