コラム
お口のポカーンは危険サイン!?
こんにちは、はるにれ歯科クリニック院長の奥です。
今回は唇を閉じる力(口唇閉鎖力)とお口の健康の関係についてお話ししたいと思います。
安静時にお口が開いてしまう、いわゆるお口ポカーンの状態は歯科領域であらゆる疾患を引き起こします。
①前歯が前に出てしまうなど歯並びが悪くなる可能性がある
②お口の中の乾燥によりむし歯や歯周病のリスクが高まる
③のどや扁桃周囲の乾燥により風邪やアレルギー性疾患などのリスクが高まる
などです。
唇を閉じる力が弱いとお口が開いてしまい、前歯に唇からの圧力がかかりません。
特に大人の歯に生え変わる途中のお子さんですと歯が正しい位置にならず、いわゆる出っ歯になってしまいます。
またいつも口呼吸をしている状態になりお口の中が乾燥します。するとむし歯や歯周病になりやすくなります。
むし歯や歯周病を予防する唾液の量が不足するためです。
口呼吸になってしまうのは耳鼻科などの病気が関係している場合もありますが、そうでなければ唇を閉じる力(口唇閉鎖力)を強くするトレーニングや、普段の生活習慣を変えることによって改善されます。
また、お口周りの筋肉はお顔全体の筋肉と関係しており、口唇閉鎖力をつけることで、小顔効果やイキイキとした表情になるため美容にも良いとされています。
気になる方はお気軽にスタッフにご相談ください。