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コラム

新茶の恵み

こんにちは。はるにれ歯科クリニック、管理栄養士 受付の江崎です。

春から初夏へと移り変わる緑のきれいな季節となりました。「夏も近づく八十八夜♪野にも山にも若葉が茂り・・・」と茶摘みの歌にもあるように、もうすぐ新茶の美味しいシーズンです。

その年最初の新芽を摘み取って作られたものが新茶で、古来から無病息災を願う縁起ものとして飲む習わしがあります。

新茶は、冬の間に養分をしっかり蓄えて芽吹くため、美味しさが凝縮され栄養分も豊富とされています。

緑茶成分は、健康に良い様々な効果が期待できることをご存知の方は多いと思います。その中でも、歯とお口の健康で注目すべきは「フッ素」と「カテキン」です。

フッ素

◆むし歯予防、歯質強化の効果

フッ素は多くの食品にも含まれていますが、緑茶の葉は特に濃度が高いことが分かっています。

カテキン

◆むし歯、歯周病の予防

むし歯菌や歯周病菌の働きを抑制して増殖を防ぎます。また、歯垢が作られにくくなる、酸の産生を抑えるなどの効果があります。

◆口臭の予防

抗菌作用により、口内フローラ(善玉菌と悪玉菌のバランス)を崩す悪玉菌の繁殖を抑える効果があります。

また、消臭作用があります。

緑茶の力で歯とお口、そして全身の健康をサポートしましょう。

最後に、新茶の美味しい淹れ方のポイントもお伝えしたいと思います。

●70〜75度くらいのやや低めの湯温で淹れると香りが引き立ちます

●お茶の葉が開くまで約1分静かに待ちます

●濃さが均等になるように少しずつ茶わんに回し注ぎます

●最後の一滴まで注ぎきると、2煎目以降も香りが残り美味しくいただけます

ぜひ美味しい新茶を楽しんでください。

コロナ禍のストレスを緩和し、リラックスしたひと時を過ごせるといいですね。