タバコが与える悪影響〜歯周病編〜

更新日:2020年9月12日


こんにちは。はるにれ歯科クリニックの歯科衛生士、堤です。


今日は、喫煙とお口の関係性に関してお話します。


日本人の喫煙者の割合は以前と比較して、健康意識の高まり、規制の強化、増税等により減少傾向ですが、それでもまだ日本の人口の17.8%(男性29%、女性8.1%)が習慣的に喫煙をしているというデータが出ています。


http://www.seikatsusyukanbyo.com/statistics/2020/010192.php


つまり、日本だけでも2,000万人以上が喫煙しているという状態なのです。


ご存知の方も多いかもしれませんが、喫煙は、肺癌等の全身疾患だけではなく、口腔癌や歯周病にも関係が深く、お口に下記のような影響を及ぼす可能性がありますので、注意が必要だと考えられています。



①ニコチンによる血管収縮作用


歯肉が炎症を起こしても、出血や腫脹の炎症サインが抑えられてしまい、表に症状が現れにくいです。


②白血球の機能の抑制


免疫を司る白血球の機能が約50%も抑制されてしまいます。そのため、修復機能に悪影響を与えます。


③唾液の分泌量の低下


細菌の繁殖を抑えづらくなり、お口の中が不潔になりやすいです。


④線維芽細胞の機能の抑制


歯周病の治癒に重要な線維芽細胞を抑制するため、治癒しにくく、進行が早いです。



以上のように、喫煙者の歯周病は炎症による本来の病態が隠されてしまうため、気がついたら重篤になっているケースが多いのです。


全身疾患の管理のみではなく、お口の管理も徹底していく必要がありますので、メインテナンスは確実に行っていきましょう。