オーラルフレイルって何?

こんにちは、はるにれ歯科クリニック院長の奥です。

皆さんは「オーラルフレイル」という言葉をご存知でしょうか?


もとは虚弱を意味する「フレイル」からきています。


「フレイル」とは主に加齢によって健康な状態から要介護状態になる手前の段階のことです。支援は必要としないけれど、筋力、認知機能などが以前より衰えてしまい、心身の活力が低下した状態をいいます。


フレイルのきっかけともなる〝些細な口の機能の衰え〟を「オーラルフレイル」と呼びます。

症状としては、


・食べこぼし

・軽いむせ

・かたいものが噛みにくい

・滑舌の悪化

・口の中が渇く


などが挙げられます。


ある調査によると、オーラルフレイルの人はそうでない人と比べ、2年以内に身体的フレイルを発症する確率が約2.4倍、4年以内の死亡リスクは約2倍ということがわかってきました。


オーラルフレイルになる原因には


・歯の喪失

・お口周りの筋力の低下


が挙げられます。


予防のためにできることは、主に

①口腔内を清潔に保つ

②歯科的問題の解決

③食習慣の見直し

の3つです。


オーラルフレイルを引き起こす歯の喪失を防ぐためにも歯周病やむし歯を予防し、毎日の歯磨きなどのご自身でのケアや定期的な歯科医院でのケアやチェックが必要です。


また、むし歯や初期の歯周病になっても早期に適切に治療することにより歯の喪失を防ぐことができます。


そして、歯を喪失したとしても被せものや入れ歯などで適切に処置し、噛めるようにしておくことが大切です。


また、表情豊かに話すこともお口周りの筋力低下の予防になります。

コロナ禍で、人と会ってマスク無しで話すことは難しいかもしれませんが、電話やテレビ電話のとき、またマスクの下の表情など意識するだけでも予防に繋がります。


筋力の低下を防ぐために、食事の内容も大切です。意欲の低下が続くと、食事の内容が偏りタンパク質の摂取量が低下する傾向があると言われています。


食事の内容を意識して、栄養バランスの良い食事を心掛けましょう。